S2Swing 0.1.0をリリースしました
9月のSeasar Conferenceで発表してからかなり日数が経ってしまいましたが、ようやくS2Swingの初版をリリースすることができました。
http://s2swing.sandbox.seasar.org/
S2Swingは、JSR 296: Swing Application FrameworkとJSR 295: Beans Bindingをベースとした、SwingによるGUIアプリケーション開発をサポートするフレームワークです。
S2Swingが特に有用なのは、以下のような場面です。
- アクションの実行可否状態や選択状態の管理が複雑化しているので、もっと宣言的に記述したい
- JavaBeansのsetterにいちいちfirePropertyChange()を書かなくてもバインディングできるようにしたい
- UIコンポーネントの入力を即時バリデーションして、適切なエラーメッセージを表示したい
当初は名前規約によるバインディングの自動化など、ある程度独自路線で開発していたのですが、いろいろと試行錯誤を繰り返した結果、Swing Application FrameworkとBeans Bindingの元々の作法をできるだけ崩さないスタイルに落ち着きました。
まだ十分とは言えないですが、ドキュメントやサンプルコードも置いてありますので、ぜひ試してみてください。
使ってみてのご意見・ご感想をいただければ、とても嬉しいです。よろしくお願いします。