ソーシャル・ニュースリーダー『Crowsnest』の4つの新機能
Twitterで言及されるURLの集約とフィルタリングを行うソーシャル・ニュースリーダー『Crowsnest』のベータテストを開始してから、1ヶ月が経過しました。おかげさまで、多くの方に試用していただいています。
この1ヶ月間、Crowsnestをより便利なサービスにするため、いただいたフィードバックをもとに機能の強化を続けてきました。その中から、以下の4点を紹介したいと思います。
- Google リーダーとの連携
- キーワード検索
- キーボードショートカット
- 関連記事の表示
Google リーダーとの連携
Google リーダーは、現在最も広く使われているWeb上の情報収集ツールの1つだと思いますが、フィードの登録を増やすと大量の新着情報を消化しきれず、どんどん未読が溜まってしまう問題もあると感じています。
そこで、CrowsnestにGoogleアカウントを関連付けることで、自分がGoogle リーダーで購読しているRSSフィードの中から、Twitter上で言及されている新着リンクだけをフィルタリング表示できる連携機能を追加しました。
連携の方法は簡単です。最初に一度Googleドメインに移動し、Crowsnestのアプリケーション認証を行います。
認証が成功すると、Google リーダーで作成しているフォルダの一覧が表示されるので、Crowsnestと連携したいフォルダを選択します。
設定が完了すると、選択したフォルダがタブとしてCrowsnestに追加されます。他のタブと同様、一定の回数以上ツイートされたリンクだけをフィルタリング表示することができます。
この連携機能を使うことで、気になるRSSフィードがあったらとりあえずGoogle リーダーに登録しておき、普段はCrowsnestでふるいにかけた情報だけを閲覧するという役割分担が可能になります。
キーワード検索
Crowsnestが収集しているリンクを対象として、任意のキーワードによる検索ができるようになりました。
もちろん、Twitter自体にも検索機能がありますし、GoogleやYahoo!にもリアルタイム検索がありますが、Crowsnestの検索はリンクに特化している分、使い勝手の良いものになっています。特に、トレンド性の高いキーワードとの相性は良く、有益な情報を効率的に集められます。
また、TwitterのSaved Search機能のように、特定のキーワードを指定してタブを作成できるので、キーワードを継続的に追いかけることもできます。
キーボードショートカット
デスクトップ版で特に要望の多かった、キーボードショートカットに対応しました。「j」「k」キーでフォーカスを前後に移動するなど、Google リーダーやlivedoor Readerと近いキー体系で、素早い画面操作ができます。
関連記事の表示
複数のメディアで、内容の同じニュース記事が掲載されることは良くあります。中には転載によって、全く同一文章の記事が複数のURLを持つこともあります。
Google ニュースなどでは、こうした記事の類似性を自動的に判定して関連記事としてまとめてくれますが、Crowsnestでも、この関連記事表示機能に対応しました。
関連の判定精度はまだあまり高くないのですが、今後改善していきます。
まとめ
5月31日のベータ版開始から現在までの間に追加した、Crowsnestの新機能を4つ紹介しました。Crowsnestでは、今後もベータテストを継続し、サービスの改善に努めていこうと考えています。