高速道路に乗ってるんだから、100km出せるのは当たり前

先日、アカデミックな世界にいる友達と飲んだときに出た話からつくづく感じたこと。

IT業界は「学習の高速道路」が一番整備されてる世界。それだけに、自分が高速道路に乗っていること自体に安心感を覚えやすいと思う。「ぐぐって問題解決できる自分すげー」「RSS大量購読してる自分すげー」「Twitterやってる自分すげー」「Web API組み合わせてサイト構築できる自分すげー」…そんなの、全然すごくない。

友達の周りには、研究室の他のメンバーに盗用されることを恐れて、机に鍵をかけて帰宅する人間もいるそうだ。こっちが高速道路を100kmで走って得意になっている間に、友達はそんな研究界の、オープン化とは対極の道なき道を、同じ100kmで走っている。一体どうして、そんな速度が出せるのか?簡単には想像付かないけど、常人を圧倒する素養や勤勉さ、意気込みが必要なことは間違いない。世の中には分野問わず、そういう真にすごい人間がいっぱいいて、日本や世界を支えている。うーん、格好良すぎる。

今の自分の甘っちょろい心構えでは、高速道路の先の大渋滞を抜け出すことは難しい。意識改革が必要だと思った。